最高の1日にするには1時間もあれば十分?!

2018年9月16日
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あなたは今日の自分の仕事や生活にどのくらい満足感を感じていますか?

1日を満足させる事が出来ればモチベーションも保ち続ける事ができますし、気持ちよく明日を迎えられる事ができますよね。

では私達は1日の満足度をどうやって評価しているのでしょうか?

同じ事をしているのに感じ方が違う?

実験では被験者に3回辛い経験をしてもらいました。

・まず始めに、14℃の冷たい水の入ったバケツに60秒間両手を入れてもらう

・次に、14℃の冷たい水の入ったバケツに90秒間両手を入れてもらうが、最後の30秒間は水温が15℃に上がるため、不快感が小さくなる

そして被験者にもう一度同じ事をしてもらいますが、次は1番目と2番目のどちらか好きな方を選んでもらいました。

どちらを選んでも60秒間は辛い経験をしなければならない事には変わりありません。

しかし、なんと69%の被験者が2番目の90秒間水に手を入れる方を選んだのです。

普通に考えれば60秒間の方を選べば、苦痛は早く終わるので、こちらの方が良さそうに思えますよね。

なぜこのような不可解な結果になったのでしょうか?

人は経験を2つのポイントで評価している

人はある経験を評価するときには、時間の長さを無視しがちである事が心理学ではわかっています。

時間の長さを無視し、

  • 最高または最悪のピークの状態
  • 最後の状態

という2点を見て経験の評価を下すのです。

これを心理学では「ピーク・エンドの法則」と呼んでいます。

ここまで呼んでくださった方はなぜ69%の人たちが90秒間の方を選んだのかを理解できたかと思います。

辛さのピークは共に60秒間なのでどちらを選んでも同じですが、最後の感じ方は90秒の方が辛くないため、総合的に考えると90秒間の方がマシに感じるのです。

 

[box03 title=”教育に応用すると?”]

①授業の内容を記憶に残したいのであれば、盛り上がる瞬間と最後の瞬間に重要な内容を伝えよう。

 

②子どもたちが苦痛であると感じる体験をさせるならば、ご褒美をあげたりして、出来るだけ良いムードで終わらせよう。

 

③逆に楽しい事(文化祭や運動会など)の最後に叱ったりすると、その1日が最悪の思い出に変わってしまうので気をつけよう。
[/box03]

 

「今日はたくさん失敗したなぁ…」と思っても、寝る前の1時間を幸せに過ごす事が出来ればその日は良い日に生まれ変わります。

ちなみに、ピーク・エンドの法則は期間が長くなるほど、「最初」の重要性が高まります。

ある研究では、大学生に大学生活の思い出を聞くと、40%が新学期の始まる月をあげます。(研究はアメリカのものなので9月)

長期的なものなら、スタートも重要って事ですね。

まぁ、短期的な授業や学校行事などはピークとエンドを意識してみてはいかがでしょうか。

 

って事で、終わりよければ全て良し!って話でしたー。

 

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The cold water task is in Daniel Kahneman, Barbara L. Fredrickson, Charles A. Schreiber, and Donald A. Redelmeier (1993).

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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