学校が好きかは学力とは無関係【嫌いでも成績は上がる】

2019年11月3日

僕は昔っから冷めた子だったので、先生から「学校好き?」と聞かれると「その質問に意味あんの?」とか思ってました…

 

そこで、最近見たニューサウスウェールズ大学の研究では、「学校が好きとか関係ない」って結論で、衝撃。

 

学業で成功する学生は、別に学校が好きではない

 

「教育」と「情熱」って言葉は昔っから相性が良くてですね。

 

まあ、「やる気」とか「情熱」と言うとウケがいいんですな(教員の間では特に)。

 

それが派生して、学校を好きになってもらわなくてはいけないって雰囲気。

個人的には、ドラマの影響だと思ってます。

 

で、今回ご紹介する研究では、「学業的成功に情熱とかやる気って本当に必要なの?」というのを、62ヵ国の学生データを元に調べてくれています。

 

そしたらこんな事が判明して、

 

  • 学業成績と学校に対する態度(やる気とか)の相関はほぼゼロ
  • 性別による差はない
  • 国の経済レベルも関係ない

 

むしろ成績と関連していたのは、以下ポイント。

 

  • 自分の長所と短所を正確に理解しているかどうか
  • 自己効力感(できる!って感覚)
  • 不安のコントロール
  • 勉強に楽しみを見出せているか

 

だいたいこれらの要因が学力の15〜25%を決定づけているらしいです。

 

つまり、学力に関しては学校が好きとかは関係なくて、自分の内面的な問題なんだ、と。

 

何も、学校を嫌いになれって話ではありません。

 

居場所ができれば自尊心が高まり、新しい事にチャレンジする意欲が湧き出てきますからね。

 

居場所と自尊心の研究↓

 

自尊心と家庭環境の研究↓

 

無理に好きになってもらおうとしなくていいって事です。

 

もっと言えば、学校を好きになってもらっても、学力は伸びませんよ、と。

 

数多の学園ドラマをディスってる感じがして心が痛いですが、事実なんで受け止めるしかありません…

 

逆に言えば、「学校嫌いと成績の低さを結びつけるなよ!」って事でもありまして。

 

成績のいい子は、学校と勉強は分けて考えています。

まとめ

教育に活かすなら?

①学校が好きかどうかと学力は関係ない。

 

②学校を好きにさせても、学力は伸びない。

 

③学力の伸びを決定づけるのは、内面的な問題である。

 

再三言いますが、自然と好きになるのは問題ありません。

「学校好きか?」・「やる気あるのか?!」と生徒に聞くのは無意味です。

 

とは言え、教師に対する印象は学力と相関がありますから、子どもに好かれる努力は無駄ではありませんよ。

 

教師にする印象と学力の研究↓

って事で、学校が好きとか関係ない!って話でしたー。

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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