【ノート術】マインドマップはどこまで勉強に使えるのか?

2019年11月3日

先日、ノートに関する研究をまとめました↓

 

理論的な話が多かったので、実践的な話もしてみようかと思いまして。

 

今回は、マインドマップについてでも。

 

マインドマップとは?

 

マインドマップをご存知の方も多いかもしれませんが、軽く説明させて下さい。

 

マインドマップとは、ノートの真ん中にキーワードを書いて、そこから枝を生やしながらアイデアや知識を広げていくノート術。

 

見た方が早いと思うのでこちらをご覧下さい↓

 

授業で使っている先生もいたりします↓

引用:『一歩いっぽ・・・前に前に!』

 

 

知識と知識の繋がりがつかめるので、「学習にも使えるのでは?」と言われています。

 

マインドマップの関連書籍も沢山出ているんですが、マインドマップの研究を紹介している本はゼロ。

 

実際のところどこまで有効かは不明であります。

という事で、調べてみましたー。

 

マインドマップの効果とは?

 

研究の世界では、マインドマップの事を「コンセプトマップ」と呼んでいましてね(おそらく商標の問題)。

研究も盛んに行われているんですな。

 

中でも質の高いものをピックアップしてみましたので。

 

まずは、2018年にライト州立大学(①)らが行ったメタ分析から。

 

マインドマップに関する研究142個を分析し、その効果を導き出してくれています。

 

で、早速結果をご覧ください↓

 

  • マインドマップで学習効率が上がる(効果量=0.58)
  • マインドマップ歴が長くなるほど効果が高くなる
  • 1週間未満だと効果量0.36だが、4週間以上だと0.72と、2倍になる
  • 特に理系科目に効く!理系科目だと効果量=0.6:文系科目は効果量=0.51
  • グループ学習に効く!

 

思ったより効果があってビックリでした。

ざっと中から大程度の効果はあって、取り入れて損はないですね。

 

期間が長くなると効果が出てくるってのは、単なる慣れの問題でしょう。

 

個人的に驚いたのは、「理系科目に効く」ってところ。

例えば生物だとこんな感じのマインドマップ↓

猛禽類のまとめです。

 

理系科目は概念がつかみきれない事が多いので、こうやって視覚的に理解できるようにするのが効くんでしょうね。

 

 

あと、教師にとって、グループ学習に効くってところは見逃せないポイント。

 

基本的にグループ学習は記憶力が落ちしまいますから、マインドマップを導入してみるのも手かと。

 

ちなみに、年齢が上がるほどマインドマップの効果は大きくなるそうで、

 

  • 中高生だと効果量=0.68
  • 大学生だと効果量=0.73

 

学習内容が複雑化して難しくなるほど効きそうですね。

 

大人こそマインドマップで勉強してみてはどうでしょうか。

 

語学学習にも使えるよ

 

オマケとして、マインドマップを語学学習に適用させた研究をご紹介しておきます。

 

これは、エジプトのアインシャムス大学の研究(②)で、12〜13歳の子ども70人を二つのグループに分けて英語を勉強してもらっています。

 

  • マインドマップを作りながら勉強したグループ
  • テキストを読んで普通にメモしながら勉強したグループ

 

マインドマップグループには、書き方の指導がされ、マスターしてもらったそうな。

で、2ヶ月間勉強してもらったところ、

 

  • マインドマップグループは読解力が高い!
  • 英語を学ぶ態度が前向きになった!

 

英語のマインドマップはこんな感じ↓

 

これは文法版ですけど、単語もマインドマップ化したら覚えやすくなりそうですよね。

 

言葉って基本的に独立したものではありませんし。

 

個人的にこの本とかオススメ↓

 

まとめ

教育に活かすなら?

①マインドマップでノートをとると、学習が改善する(中から大の効果)。

 

②特に理系の科目に効く。内容が複雑になるほど、マインドマップの恩恵は大きくなる。

 

③最低でも一ヶ月はマインドマップでノートをとる練習をしよう。

 

マインドマップならスマホのアプリにも沢山ありますから、インストールしてみてはどうでしょうか。

 

アプリだと手書きより若干効果が落ちそうですけど、計画とかアイデア出しといった勉強以外の場面でも使えますからね。

 

ノートの指導にお困りの方は、子ども達に勧めてみては?

 

 

って事で、マインドマップは学習にかなり使えるよ!って話でしたー。

 

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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