家事を手伝わせることで子どもの自制心は鍛えられるのか?

2019年11月9日

子どもにお手伝いをさせいる、ってご家庭は沢山あるでしょう。

 

教育学者も、「家事は仕事の練習になる!」と言っていて、子どものお手伝いを推奨していたりします。

 

そんな中、ヒューストン大学が「お手伝いさせたら我慢できる子になるの?」という疑問を調べてくれいていました。

 

家事で自制心は鍛えられるのか?

 

これは674人の子どもを5回に分けて追跡調査したもの(10、12、14、16、19歳の時に)。

 

主に、家事を手伝わせる頻度と自制心の関連性を分析しております。

 

自制心は、「将来の成功に不可欠なのでは?」と言われている為、子どもを育てる身としては気になるところでしょう。

 

という事で、結果です↓

 

  • 家事を手伝う頻度と自制心は無関係
  • 努力する能力とも無関係

 

いくら家の手伝いをしようが、我慢する能力は伸びないし、頑張ってやり抜く能力とも無関係なんだ、と。

うーん、そうですか…

 

相関が-0.14〜0.12程度でして、これだと無関係と言われても仕方がないレベル。

 

どうやら、家事と自制心を調べたのはこの研究が初めてらしいので、この先覆る可能性はありますが、お手伝いと性格は関連性が薄いってことでひとつ。

 

ただし、

 

家事と人格の発達に関係はないが、将来の整理整頓などの行動頻度の予測因子ではあった。

 

性格とは無関係でも、家事を手伝わせる事で、身の回りを整えられる大人になるんですね。

 

ちなみに、この研究では自制心と将来の成功も調べていて、

 

  • 10歳の頃に高い自制心を記録した子は19歳で成功しやすい!

 

って事も判明したんですって。

マシュマロ実験もそうですけど、自制心って成長してもほとんど変わらないので、低い子にはどっかでテコ入れが必要かと。

 

 

おそらく、滝行しても鍛えられないので、誘惑に負けない戦略を身につける方が効果的だと思います。

 

まとめ

教育に活かすなら?

①いくら家事を手伝わせても、自制心は鍛えられない。

人格への影響も小さいと考えられる。

 

②しかし、習慣の形成には役立つ。

ダラシない大人にしない為には、家のお手伝いは有効である。

 

③成長すれば自制心が高くなる訳ではないので、どこかのタイミングで戦略を教えてあげよう。

「家事が無意味!」って事ではありませんからね?

 

「人格の形成までは期待しないでねー」って話でございます。

 

自制心と成功が関連しているのは間違いなさそうなので、「自制心の鍛え方」みたいな記事を増やしていこうかな。

 

 

って事で、家事と自制心は無関係!って話でしたー。

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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