どこまでやり抜く力GRIT(グリット)で成功が予測できるのか?

2019年11月12日

当ブログ(Edint)では、「やり抜く力GRIT(グリット)を伸ばしても意味ないよ!」なんて話をしていましてね。

 

詳しくはこちらの記事をどうぞ↓

 

将来の成功との関連性が非常に低かったんですよね…

 

そんな中、「グリットで将来の成功を予測できるのか?」という研究が最近出てました。

 

GRIT(グリット)で将来の成功がわかるのか?

 

これは、GRIT(グリット)の提唱者であるアンジェラ・ダックワースさんらの研究で、アメリカ陸軍士官学生1万1258人の認知能力・身体的能力・GRITを測定し、将来の成功と照らし合わせたもの。

 

サンプル数が従来のGRIT(グリット)研究の約50倍でして、信頼性が高いかと。

 

アメリカの陸軍士官学校は厳しい事で有名で、高確率で耐えれずに辞めてしまいます。

 

厳しい環境を生き抜く人の特徴を調べるにはうってつけの対象なんですよね。

 

では、結果を見てみましょう↓

 

グリット単体で見ると、

  • 兵士としての成功の10%はグリットで予測可能
  • 学業の成功は7%
  • 運動神経の高さは6%

 

うーん、インパクトはないものの、地味な結果を残している感じ。

というか、認知能力の重要性の方が気になるんですが…

 

頭がいいと成功しやすいって元も子もない結論に落ち着きそうな結果ですね(笑)

 

で、お次は卒業率です↓

 

陸軍士官学校なので、身体的な能力が高いと卒業率が高くなってますね。

 

その次がグリットになっていて、着実に結果を残してきている印象。

 

どの能力も高すぎると卒業率が下がる傾向にありまして、

 

  • 身体的能力が上位11パーセントタイルにいると、卒業率が下がり始める
  • 認知能力が上位5パーセントタイルにいると、卒業率が下がり始める
  • グリットは上位1パーセントタイルにいると、卒業率が下がり始める

 

以上の事をまとめますと、「グリットを伸ばしても無意味ではないかも?」って感じになりますね。

 

目立った効果はないものの、地味に効いてるので…

 

グリットだけが成功の秘訣ではない

 

研究者いわく、

 

グリットは学業、運動神経、軍事的なパフォーマンスの向上にわずかしか貢献していませんでしだが、学生の退学率がピークに達する夏季訓練の離脱率を予測する唯一の信頼できる予測因子でした。

 

以前書いた記事のように、関連性としては小さいですが、確実に成功と関連しているんだ、と。

 

確かに、諦めずにコツコツこなせる能力は大事ですもんね。

 

とは言え、そこだけ伸ばしても意味ないので、

 

  1. まずは、その分野で求められている能力を伸ばす
  2. そこにやり抜く力があると、10%ほど成功率が上がる

まとめ

教育に活かすなら?

①グリットと将来の成功は関連しているが、単体で見るとインパクトは小さい。

やり抜く力だけ伸ばしてもしょうがない。

 

②先ずは、その場で求められている能力を伸ばした方が賢明。

能力が同じなら、グリットが高い方が成功する。

 

③能力が高すぎると、達成率が低くなる傾向にある。天才を縛り付けておくのは得策じゃない。

 

「結局、グリットは伸ばした方がいいの?」って話ですけども、

 

  • 伸ばしても損はないけど、時間をかけ過ぎないでね!(伸ばせるのか怪しいし)

 

って感じですかね。

 

成功の要因って沢山ありますから、専門的な能力以外は万遍なく鍛えておくのがよろしいかと。

 

あとは誘惑に負けない戦略を立てて乗り切るとか…

 

 

って事で、グリットは少しだけ意味がある!って話でしたー。

 

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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