学習スピードが爆速になる「難易度設定理論」が判明

2019年11月7日

新しい事を習得するには、「失敗」が不可欠。

ミスの修正を繰り返していく事で、学習が進みます。

 

とは言っても、失敗し過ぎだとやる気がなくなってしまいますし、しなさ過ぎだと成長スピードが落ちます。

 

ベストな割合が知りたいところです。

 

学習が最適化する失敗の頻度

 

アリゾナ州立大学が2019年の11月に「学習効率の上がる失敗の割合」を数理モデルを使って導き出した論文を発表してくれていて、非常に参考になります。

 

 

言語や楽器など、新しいことを学ぶとき、私たちは能力の限界が発揮できるチャレンジを求めています。

 

落ち込むほど難しくはなく、退屈するほど簡単ではないもの。

 

つまり、モチベーションと学習が最適化される難易度のスイートスポットが知りたいのだ。

この研究では、学習前後の難易度を細かく調節し、最適な失敗率を算出↓

 

そして、1000回のシミュレーションを行ったところ、こんな結論になりまして、

 

  • 15%の確率で失敗するのがベスト!

 

研究者いわく、

 

トレーニングの難易度を約85%に保つと、習得率が最大になることが判明しました。

 

最適な難易度でトレーニングを行えば、一定の難易度でのトレーニングするよりも、指数関数的に速く進むことを示していた。

 

そして、生物学に基づいたニューロンモデルにおいても、85%ルールの有効性が確認されました。

 

 

6、7回に一回失敗するような難易度だと学習スピードが上がるんだ、と。

 

しかも、運動に限らず、勉強にも使えるみたい。

こりゃ、使い勝手の良いガイドラインですね。

 

ニアミスになるほど定着率が上がるので、85%ルールを覚えておいて損はないでしょう。

 

ニアミスと定着率の話はこちらから↓

 

まとめ

教育に活かすなら?

①85%成功して15%失敗する難易度だと、学習スピードがMAXになる。

 

②平均点が8割になるテストを目標にして作ろう。

8割に近いほど、子ども達の学習が進む有効なテストと言える。

 

③85%の成功率を保てないのであれば、基礎を身につけ、60%まで持っていこう。

 

 

③については、過去に書いた記事に目を通して頂けると幸いです↓

 

これは勉強に限った話になりますけども、基礎から発展に移る指標として十分使える内容になっています。

 

なので、当ブログ(Edint)としては、

 

  1. 学習の初期段階は入門書や基礎練習を繰り返し、6割できるレベルを目標にする
  2. 6割を超えてきたら、徐々にレベルを上げていく
  3. 難易度が上がってきたら85%ルールを意識して練習の難易度を調節する

 

このステップを推奨します。

 

学習が進むにつれてスピードは落ちますから、発展的な学習に入ったら、85%ルールを意識してみるのが有効でしょう。

 

もちろん最初から適用しても構いませんが、初期は何もできない・わからない状態で、難易度を下げるのが難しいですし。

 

逆に、成功率6割を切ったら、一旦基礎に戻るべきです。

常に85%ルール守るのは現実的だと思えませんので、6割も意識しておいて頂ければと。

 

 

って事で、85%成功する難易度だと学習スピードが爆速になるよ!(6割切ったら基礎に戻ろう)って話でしたー。

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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