なぜ女性は数学が苦手になるのか?脳波を測定して判明した事実がこれ

2019年11月10日

「男は理系!女は文系!」みたいなイメージから、「女性は数学が苦手!」と言われたりしています。

 

科学、技術、工学、数学の総称とされているSTEM教育でも、「いかに女の子を支援するか?」って議論があったり。

 

そんな中、カーネギーメロン大学が、「数学の能力に性差はあるのか?」ってのを、脳科学的に調べていました。

 

男女で数学的能力に差はあるのか?

 

この研究では、3〜10歳の子ども104人の脳を測定しながら、数学的な活動(計算やビデオ)をしてもらっています。

数学に触れている時の脳の状態に性差はあるのか、と。

 

比較として、同様の測定を大人版でも行っていまして、大人と子どもの違いも調べてくれています。

では、結果を見てみましょう↓

 

 

このグラフから言える事はというと、

 

  • 数学的な能力に性差はない!
  • 年齢が変わっても違いはない!

 

若干の差はあるものの、統計的に有意ではないとの事。

脳の状態も男女で違いはなく、数字の処理方法も同じでした。

 

なので、「女の子は数学が苦手!」ってのは怪しくなってきましたね。

 

なぜ、女の子は数学が苦手になるのか?

 

研究者いわく、

 

私たちの結果は、「性別類似性仮説」の結果を支持するものだ。

 

これは、男の子と女の子で認知領域が同様に機能していると主張する理論である。

 

男の子も女の子も脳の仕組みは同じで、男性脳・女性脳なんてないんだよ!って説ですね。

 

そして、

 

例えば、4〜7歳の男の子は、女の子に比べて空間認知能力テストで高いスコアを記録しているが、これは環境に原因があるだろう。

 

親は、男の子と空間的な遊びをする傾向があり、空間認知能力の性差に対する社会文化的影響の可能性を示唆している。

 

つまり、

  1. 親は男の子とボール遊びやパズルといった遊びをしがち
  2. 一方女の子とは、おままごとなど会話中心の遊びをしがち
  3. 男の子の方が数学に触れている時間が長いため、「男の子の方が数学が得意!」と言われてしまっている

 

数学の能力は後天的なのかも。

 

ちなみに、僕はこんなツイートをした事があって↓

 

進化論を教育に適用させたらこのように考えられる訳ですが。

 

今回の研究結果からすると、上記のように「男は狩りをしていたから空間認知能力が進化した」とは言えなくなるわけで…

 

教育進化論の理論の一部を作り直さないといけなくなりました。

 

とりあえず、男女でスペックの違いはないって事でひとつ。

 

まとめ

教育に活かすなら?

①男の子も女の子も数字の処理能力は同じ。

 

②男女で数学の成績に差が出るのは、環境が原因である可能性が高い。

 

③女の子でも、数学的な遊びに従事していれば数学が得意になる。その逆も然り。

個人的には衝撃を受けた研究でした。

まぁ、性差が無いに越した事はありませんので、一親ができる事と言えば、

 

  • 男の子だから、女の子だから、と決めつけて遊びを限定させない

 

ってところでしょうか。数字に強いと年収が高くなる傾向にあるので、様々な体験をさせてあげてください。

 

数学と年収の記事はこちらから↓

 

って事で、男女で数学的な能力に差はないよ!って話でしたー。

 

 

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当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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