新しい教育メディア:修正と統合をテーマにしたスローな教育メディアに向けて

2020年1月11日

近年、SNSやブログで発信する教育者が増えていきている。

昔では、一部の教員が出した本や大学の学部の中で学ぶしかなかったのだが、今では現場を駆け抜けているトップランナーがボランティアで発信してくれている。

特にTwitterだと情報が生感を帯びていて参考になるものも多い。

 

しかし、同時に教育界もインターネット/SNSの落とし穴にハマりつつあると感じるようになった。

 

インターネット/SNSの落とし穴

 

検索すれば一瞬で情報が手に入るインターネットは我々を豊かにしてくれたのだが、同時に頭を悪くした。

例えば、

  • フェイクニュース
  • 分かりやすいキャッチーな記事

 

大前提として、世界は複雑である。

だからこそ、研究者が巨人の肩に乗っかりながら長い年月をかかて真理なるものに迫ろうとしているのだ。

 

一記事または一ツイートで世の中が語れるはずがない。ましてや、それを見て「世の中ってこうだからね」と知った気になろうなど言語道断である。

(「テレビで見たから」とあなたの専門領域を語られたら不愉快だろう?)

 

世の中は複雑で、白黒つけられる事なんてほんの一握りしかない。だからこそ、メディアの情報は批判的に見て、吟味していく必要がある」これがリテラシーと呼ばれるものだ。

リテラシーが備わっていれば、安易な「いいね」・「リツイート」・「コメント」はしないはずなのだが、実際はそうなっていない。

 

絶え間なく更新されるネット記事やSNS上の投稿にいちいち立ち止まって深く考えられるだろうか。少なくとも僕はできない。

自分の専門領域以外の情報は「そうなんだ」と飲み込んでしまうきらいがある。

 

「成功する7つの方法」や「これだけで健康問題は解決!毎日食べるべきたった一つの食材」のような、キャッチな記事に飛びついて、クリックしてしまう。

そして、数ヶ月後にまた同じような記事をクリックするという流れだ。

 

大手メディアに読まされている。

この行為に主体性も知性もない。

キャッチーで浅く、わかった気になる情報は我々を思考停止させている事にそろそろ気がつく必要があるだろう。

 

誰もが発信できる時代で統一感はなくなった

 

数年前から、「みんな発信しよう!」というムーブメントがビジネス界を皮切りに広まり、ブログ、YouTube、Twitterを通して情報発信者を目指す人が増えはじめた。

ノウハウやニュースに対するコメント、深いものから浅いものまで玉石混交だが、「発信する事に意味がある」というスローガンのもと、沢山の人が今もなお発信している。

 

しかし、ここで大きな問題が生まれることになった。

 

  • なんだかよくわからない

 

「Aさんはこう言ってるが、Bさんは真逆の事を言っている」、勉強熱心な人ほど沢山の人の意見を聞き、結果なにをしていいのか分からず、動けなくなってしまう。

そうなると、決まって次に取る行動がメンターなる人を見つけて盲信、だ。

迷うくらいなら、一人の意見を信じて疑わない方が楽に決まっている。

そして今、世界は分断されかかっている。

 

世の中を前に進めていくには

 

インターネットにより、

  • キャッチーで、新しくて、わかりやすい知識が好まれる
  • 世界の分断化

 

こんな社会に変わりつつある。しかし、世の中を前に進めていくには、

  • 深い知識
  • 様々な分野から得られた知見の統合

 

この2つが必要不可欠だ。そもそも学問は複雑な現象が理解できないから分けた訳で、もともと一つの対象を扱っている。

当ブログ(Edint)のジャルは「教育」なので、教育の真理なるもを明らかにするには現場の知見、親御さんの知見、心理学、神経科学、建築学、言語学……。散らばった無数の知見を統合しなければならない。

 

なにを発信したらいいのか

 

ハッキリ言おう、数ある分野を統合するなんて不可能である。

収拾がつかないし、各分野で真理なるものが見つかっていないのに集めて統合するのは無謀だ。

だからと言って、今のまま好き勝手発信し、先人が辿ってきた道をなぞるなんて無駄(勉強ノート的な目的以外の発信に対してですよ)。

 

我々が発信すべきなのは、まだよくわかっていない「新たな問い」に対する考え・意見(研究の鉄則ですが)である。

組み合わせると新しい視点が生まれ、解決のヒントになり得るのだが、同時に新たな課題も生まれる。

それは必然だし、そうやって生まれた新しい課題に一つ一つ答えていく事でしか教育は前に進まないだろう。

 

当ブログ(Edint)の今後の指針

 

多少文字を割いて「インターネットで好き勝手に発言してても教育は前に進まないよ」って話をしてきたのだが、それだけだとただのボヤキで終わってしまうので、何か提案しておきたい。

 

僕としては教育を少しずつ前に進める為に、当ブログ(Edint)を通して、

  1. 深い情報の提供・・・物事の背景や「なぜ」に迫り、メタ理論の構築を目指す
  2. 異分野の知見を統合し、新しい視点の提供
  3. PVを目的としたキャッチャーで浅い記事ではなく、読み継がれる深い記事を
  4. 「数」ではなく「質」

 

スロージャーナリズムを意識した、教育メディアを作りたいと考えているところだ。

 

読者さんへのお願い

 

お察しの通り、完全に僕のキャパオーバーだ。

いくら僕がPVを気にせず、ブログで飯を食べていないからとはいえ、お金と時間は足りない。

あと、教養的な部分も圧倒的に欠落しているので、読者の方々に補足して頂きたいと考えている。

 

補足や意見は当ブログ(Edint)のコメント欄、お問い合わせ、僕のTwitter(リプでもDMでも)からお願いします。

 

 

(見切り発車で具体的にどんな記事を書くとかは決まってないのですが、Twitterとか論文を見つつ、上手く編集して組み合わせていけたらなー、と。目標は教育の改善なので、教師以外の人からの知見も待ってます。むしろそっちの方が沢山欲しい。)

この記事が役立ったらシェアして頂けると助かります↓

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *


当ブログの運営者:エイジ

年間3600本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


Twitternote

この記事が役立ったらシェアして頂けると助かります↓