仕事や勉強で最高のパフォーマンスを発揮する室内温度の科学

2019年5月28日
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人が最高のパフォーマンスを発揮するのには環境が重要。騒音でうるさ過ぎると集中できませんし、音楽が流れていてもダメだったりします。

で、今回紹介するのは「温度」です。

部屋の温度で最高のパフォーマンスを発揮するには?

今回ご紹介する研究では、547人の大学生を集め、

数学課題・・・電卓無しで2〜5桁の計算

言語課題・・・アナグラムで沢山言葉を作る

認知課題・・・引っ掛け問題のテスト

Ex:ボールとバットを合わせて買うと1100円です。バットの値段はボールの値段より1000円高いです。ボールの値段は何円でしょう?みたいな問題。正解はボールが50円でバットが1050円なのですが、ボールは100円と答えがち。

 

で、課題を解いてもらう時の部屋の温度を変えて(16℃〜33℃で)成績がどれだけ変わるのかを調べたんですな。そしたらこんな結果になりまして、

  • 女性は室内の温度が上がるほどテストのスコアが上がる!
  • 男性は温度が下がるほどテストのスコアが上がる!

例えば数学課題で言うと、部屋の温度が1℃上がると、

  • 女性は正答率が1.76%アップ
  • 男性は正答率が0.63%ダウン

してました。1℃だけ見れば影響が小さく感じますが、積み重ねたら結構な差になりますよね。

我々の調査結果は、男女混合の職場環境では、室内の温度を現在の基準よりも高く設定することによって生産性を高めることができるかもしれないことを示唆している。

女性の方が約3倍ほど温度による影響を受けるため、室内温度は女性に合わせた方がいいんだ、と。

まぁ、職場の男女比によりますけど、女性が過半数を占めているなら少しポカポカするくらいに設定しておくと良さげですね。

まとめ

[box03 title=”教育に応用すると?”]

①女性は少しあったかいと感じるくらいの環境でベストなパフォーマンスを発揮する。

男性は少し寒いと感じる環境でベストなパフォーマンスを発揮する。

 

②女性が温度から受ける影響は、男性の約3倍。室内の温度は女性に合わせて高めに設定しておこう。

 

③勉強する時の環境も気をつけよう。

男性なら、エアコンの温度を低くするか、窓を開ける。女性ならエアコンの温度を高くするか、窓を閉めると効率的に勉強が進む。

[/box03]

 

温度でパフォーマンスが変わるってのは知ってましたけど、男女でこんなにも差があるとは知りませんでした。

これから暑くなるのでエアコンをガンガンかけて論文を読むことにしますかねー…

 

って事で、女性はあったかい時・男性は寒い時に最高のパフォーマンスを発揮するよ!って話でしたー。

 

 

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Tom Y. Chang and Agne Kajackaite(2019).Battle for the thermostat: Gender and the effect of temperature on cognitive performance.

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当ブログの運営者:エイジ

月に300本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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