子どもの人生を台無しにする「ヘリコプター子育て」とは?

2019年6月26日
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昔、このようなツイートをしました。

 

このような子育てを、「ヘリコプター子育て」と呼びます。両親が子どもの両脇抱えて運ぶイメージですね。

 

反響があったので、今回はこのツイートを深掘りしたいと思います。

 

子どもを不幸にする「ヘリコプター子育て」

 

 

ヘリコプター子育てとは?親が子どもの意見を聞かずにあれこれと決めてしまう事。

 

勉強の仕方・進路・学校生活・友人関係などに口を出しすぎてしまう親。

 

 

ヘリコプター子育てをしてしまう親には2パターン存在すると言われていまして、

  1. 子ども失敗を防ぎたいから
  2. 子どもをコントロールしたいから

 

①は、親心なのでまだマシですが、②が厄介です。

例えば、後継者を必要とするケースだったり、親の経歴が華やかだと、子どもをコントロールしようとしてヘリコプター子育てになりがちなんですよ。

 

側から見ればヘリコプター子育てが良くないのは感覚的にわかるかと思われます。

現に、先行研究でもポジティブな結果はほとんどありません。

 

そこで、ブリガムヤング大学が出した研究を見てみましょう。

 

これは、458人の19歳を対象に、親のヘリコプター子育てレベルと現在の学業成績やメンタル面を調べたもの。

 

そしたらこんな結果になりまして、

ヘリコプター子育てのレベルがMaxだと、

  • 学業に打ち込む度合いが54%下がる
  • うつの可能性が5%上がる
  • 非行の可能性は15%上がる

 

研究者いわく、

ある程度のヘリコプター子育ては親子の関係性を良好にしていたが、これが高レベルになると非常に有害でした。

 

特によくないのが、子どもを心理的にコントロールしようとする事らしくて、これは「子どもを不幸にする子育て」で書いた内容と一致していますね。

 

 

つまり、最も最悪な子育てとは、

  • 〜やってくれないと(お母さん・お父さん)悲しいよ・恥ずかしいよ

と言って子どもの意見を無視して行動を決めてしまう事、と言えましょう。

特にネガティブな感情を使って子どもを動かそうとするのは絶対に避けたい事です。

子どもに感情を示すなら、ポジティブな感情(嬉しいとか楽しい)にしましょうね。

まとめ

 

教育に活かすなら?

①子どもの事を何でも決める「ヘリコプター子育て」は子どもを不幸にする。

 

②ネガティブな感情を使って子どもをコントロールする親は最悪。

 

③親や教師は子どもに

  • 選択肢は提案しても、決断はその子に決めさせる
  • 基本的なやり方だけ教えて、あとはどんどん失敗させる

 

 

過保護は子どもの為にはならないという事でひとつ。

もちろん子ども達だけでは解決できない問題もあります。その時は大人の出番ですが、「これは誰の人生なのか?」を忘れないようにしていきたいところですね。

 

って事で、ヘリコプター子育ては避けようねーって話でしたー。

 

参考文献Laura M. Padilla-Walker, Daye Son and Larry J. Nelson(2019).Profiles of Helicopter Parenting, Parental Warmth, and Psychological Control During Emerging Adulthood.

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当ブログの運営者:エイジ

月に300本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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