学力が1年分上がる最強の習い事が判明した件(塾ではない)

2019年6月27日
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教育ブログを1年間もやっていますと、「習い事は何をさせた方がいいですか?」みたいな質問をよく頂きます。

 

しかし、その子の意志も尊重しなければならないので、「コレをやらせなさい!」とはなかなか言えなかったんですよ…

 

そんな中、最近「コレなら習わせた方がいいかも?」と思える研究を見つけたのでご紹介しますね。

 

学業成績が上がる習い事とは?

 

今回のネタ元はブリティッシュコロンビア大学の研究で、13歳〜18歳の学生11万2916人のデータを分析した大作。

 

で、具体的に何を分析したのかと言いますと、「音楽と学業成績の関係」です。

 

当ブログ(Edint)でも昔、「ミュージシャンは集中力が高いよ!」って研究を紹介した事がありまして。

 

 

「音楽やるといいかも?!」と軽くオススメした事がありました。

 

ただ、あれはミュージシャンを対象にした研究なので、一般人にどこまで適応できるかは不明。

 

そこでブリティッシュコロンビア大学がそこら辺をがっつり調べてくれたんですね。

 

では、結果発表です。音楽を習っていた子は、

 

  • 国語の成績が高くなる!(効果量0.26〜0.32)
  • 数学の成績はかなり高くなる!(効果量0.5)
  • 科学の成績も高くなる!(効果量0.35)

 

効果量とは、ある介入(今回は音楽を習う)が及ぼす影響の事で、0.4以上あると「今からでもやった方が良い!」と言えるレベル。

 

教育界だと0.2〜0.3あると採用されるケースが多めです。

 

今回の結果をもう少しわかりやすく言い直すと、

 

  • 音楽を習うと学力がプラス1年されるのと同じ!

 

これはなかなか凄いですよね。中高生でひと学年上の知性を持ってるって事は、確実に学校のトップ10入りは確実。

 

音楽と言ってもいろいろ種類がありますが…

 

もう一つ付け加えると、

  • 楽器を習った方が頭は良くなる!

 

って結果でした。

歌を習っていた子もそこそこ学力は上がっていたものの、楽器ほどではなかったので。

 

ちなみに、家庭の経済レベルもちゃんと考慮に入れられていましたで、シンプルに楽器が頭を良くするっぽいです。

 

まとめ

教育に活かすなら?

①音楽を習うとプラス1年分の学力がつく。

 

②特に、数学の成績が良くなる。

プログラミングやエンジニアがこの先求められているので、音楽を習わせるといいかも。

 

③学校教育も音楽(特に楽器演奏)の時間を増やすと、成績が上がるぞ!

 

 

 

ここで、「楽器演奏の何が効いてるの?」ってとろが疑問ですよね。

研究者いわく、

 

楽譜を読むこと、心と体の調和をとること、集中してリスニングスキルを磨くこと、自分以外の音に臨機応変に対応すること、計画的に練習し、自分の自制心を鍛えること。

 

これら全ては、認知能力・実行機能・高い学習意欲・自己効力感の向上に繋がるのだ。

学習を成功させる基礎能力が楽器の練習で自然に身につくんですね。なるほどなぁ。

 

個人的には「運動もいいんじゃない?」と思ってますが。詳しくは下のリンクからどうぞ↓

 

 

 

 

子どもの意見を聞きつつ、音楽か運動系の習い事をさせるのがオススメです。

 

 

って事で、楽器を習うと頭が良くなるぞ!って話でしたー。

 

 

 

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参考文献Guhn, Martin Emerson and Scott D. Gouzouasis, Peter(2019).A population-level analysis of associations between school music participation and academic achievement.

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当ブログの運営者:エイジ

月に300本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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