与えすぎると成果も集中力も下がっちゃうよーって話

2018年8月3日
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以前「ストレッチ」って本を紹介しました。

この本は今あるリソースを最大限に使おう!って内容なんですけど、それを裏付ける研究が見つかったので紹介したいと思います。

物理ゲームの実験

アングリー・バードってゲームを知っていますか?

このゲームは鳥をパチンコで飛ばして敵に当てるというゲーム。

敵は建物の中にいたりするので、軌道を考えて狙う物理法則ゲームでもあります。

今回の研究では、このゲームをブルーベリーをワッフルに向けて撃つような類似のゲームをつくって被験にプレーさせました。

ゲームは20ステージプレーしてもらい、被験者は獲得ポイントに応じてが賞品がもらえると伝えられます。

弾であるブルーベリーはステージごとに一定量補充されますが、余れば次のステージに持ち越せる使用。

そして、いつものように被験者を2つのグループに分けました。

  • 富豪グループ・・・ブルーベリーを6個与えられるグループ
  • 貧困グループ・・・ブルーベリーを3個与えられるグループ

 

このゲームでは弾であるブルーベリーが多い方が有利です。

結果はどうなったのでしょう?

弾が多いと成績が良い!だけど…

実験結果は明らかでして、弾数の多い富豪グループは沢山撃てるため、ポイントを沢山稼ぎました。

しかし、ある点では貧困グループの方が成績が良かったのです。

それは、「正確さ」

このゲームは弾の軌道を予測して角度とパチンコを引く度合いを考えるゲームでもあります。

貧困グループは弾を1回撃つのに時間をかけていました。そのため、注意深く、慎重に撃っていたのです。

もちろんゲームに対する集中力も高い状態を維持していました。

さらに、1回の失敗から沢山の情報を集め、それを最大限に利用していたのです。

対する富豪グループは弾が沢山あるため、集中力と慎重さに欠けていました。

これらのことから、少ないと感じる心理が集中力と学習の成果を高めることがわかります。

[box03 title=”教育に応用すると?”]①子どもが挑戦する回数を制限する

 

②「〜しかない」とリソースが足りない事を意識させてから挑戦させる。

 

③「1時間もあるから出来るよね!」とは決して言わない。「〜もある」はリソースが沢山ある気にさせるため、先延ばしの原因にもなる。[/box03]

沢山時間があれば良い成果が出るって考えは捨てた方が良さそうですね。

「まだ3時間もある!」って考えると安心できるんですけど、結局2時間くらいは無駄に過ごしたりしちゃうんで…

って事で「〜しかない!」が集中力と学習力を高めてくれるよって話でしたー。

 

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Shah,Mullainathan, and Shamir, “Some Consequence of Having Too Little.

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月に300本以上の学術論文を読破する20代男性の教育関係者。エビデンスのある教育を広めるために、ブログ・ Twitterなどで最新の教育情報を発信しています。 Twitterをフォローして頂けると幸いです。下のアイコンからTwitterのページに飛べます。


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